搾乳牛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:02 UTC 版)
出産後約300日間搾乳される。出産しなければ乳は出ないので、常に搾乳できる状態にしておくために、出産後2か月ほどで次の人工授精が実施される。 繋ぎ飼い 日本の搾乳牛の飼養方法は72.9%が繋ぎ飼いであり、牛を運動場などに放していない農家は72.5%にのぼる。自然放牧による使用は1%程度である。 乾乳 乳牛は出産後約1年間乳を出し続けるが、次産後の搾乳に向けた乳腺組織の回復・母体の体力回復を目的として、次の出産前の約2か月間、搾乳を中止する乾乳が行われる。 乳の泌乳量は3-4回目の出産後がピークであり、その後徐々に泌乳量は減少し、繁殖力も下がっていく。。 近年、日本の乳牛の平均除籍(乳牛としての供用が終了すること)産次数は3.4産程度に低下している。除籍後は別の農家に売られて肉質を上げるために「飼い直し」されることもあるが、多くの場合は乳廃牛となる。。 牛の寿命は自然界では20年ほどだが、乳牛として畜産利用される場合は5-6年と短い。
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