携帯電話・スマートフォン・PHSの場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 23:09 UTC 版)
「輻輳」の記事における「携帯電話・スマートフォン・PHSの場合」の解説
携帯電話(フィーチャーフォン)・スマートフォン・PHSの場合、災害やチケット予約に加え、次のようなケースで輻輳が発生することもある。 いくつかの例では、発呼側で発生するという特徴がある。この場合、接続できないか、携帯電話機に「しばらくお待ちする」よう呼びかける旨が表示がされる。なおPHSは利用者が少ないため、輻輳の頻度は低い。 年末年始(元日午前0時の瞬間 - 2時頃)の「おめでとうコール」「おめでとうメール」や、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Twitter、LINEなどのSNS)への書き込みが殺到し、回線やサーバ(パケット網)の輻輳が発生する。この場合、新聞広告やウェブサイトを通じて、事前に告知を行った上で、該当時間帯のネットワーク網全体の通信量を制限し、予防策を採っている。 花火大会、成人式、コミックマーケットなど、多数の人の集まる大規模イベントの開催会場周辺での通話や無線パケット通信の急増。この場合、移動基地局車を出動させて対処することがあるが、それでも追いつかずに輻輳が発生することがある。 乗降客の多い大都市ターミナル駅周辺で、昼12時頃と夜18 - 21時頃(俗に言う「アフターファイブ」)での、通話や無線パケット通信の急増。 天候の急変や事件・事故の発生など(例えば電車が途中駅に足止めされた場合)による、突発的な通話や無線パケット通信の急増。 なお、台風や地震や津波などの大規模な災害が発生した場合、前述の「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板サービス(Web171)」の開設のほか、携帯電話会社では、自社のネットワークサービス内に災害用伝言板サービスや災害用音声お届けサービスを開設して、音声通話網の輻輳状態に対応している。
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