搭載機の活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 02:27 UTC 版)
誉の高性能に注目した軍部はただちに当時開発中の主要軍用機への搭載を決定した。以下に誉(ハ45)が搭載された機体を挙げる。 海軍 局地戦闘機「紫電」及び「紫電改」 局地戦闘機「天雷」(試作機) 陸上爆撃機「銀河」 艦上攻撃機「流星」 陸上攻撃機「連山」(試作機) 艦上戦闘機「試製烈風」(試作機) 艦上偵察機「彩雲」 陸軍 四式戦闘機「疾風」 この内、紫電改と四式戦闘機は大戦後半に飛躍的に高性能化が進むアメリカ軍の戦闘機とも対等に渡り合うことができた日本製では数少ない高性能戦闘機であった。紫電改はその性能特性から、本来の開発目的である爆撃機迎撃よりも、本来の目的外の制空任務に多く用いられ、前線では零戦の後継機として軍関係者の間では認識されていたという。また疾風は文字通りに主力機としての任を果たした。 また偵察機である彩雲は当時実用化された日本製軍用機の中では最速の部類に属し、公称最高度が611 km/hのアメリカ海軍のF6Fを振り切ったという逸話も残している。
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