探花 隠蔽捜査9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:18 UTC 版)
神奈川県警察本部・刑事部長の竜崎伸也は、刑事部捜査一課長・板橋武と参事官の阿久津重人から、横須賀のヴェルニー公園で男性の遺体が発見されたという報告を受ける。遺体は刃物で刺されており、他殺と断定され、横須賀署に捜査本部が設置される。板橋たちは、もし米軍絡みの事件であればNCIS(海軍犯罪捜査局)が出てくる可能性があると懸念する。やがて現場から白人男性が逃走したという目撃情報を得たことから、米軍関係者が被疑者という可能性が強まる。竜崎はすぐに本部長案件とするよう指示を出す。 一方で竜崎は、本部長・佐藤実から新しい警務部長として八島圭介という人物が福岡県警察本部から異動してくることを聞かされる。八島は東大法学部卒のキャリア警察官で、竜崎や警視庁刑事部長の伊丹俊太郎とは同期だった。竜崎は阿久津から、八島は警察庁に1位の成績で入庁したと聞かされる。ちなみに竜崎の成績は3位、伊丹は2位だったことも明らかとなる。竜崎は「入庁時の成績が何位だったかは、何の意味もない。入庁してから何をできたか、何をしたかが重要なんだ」と気にも留めなかったが、伊丹が2位だったことがふと気になって電話をかける。伊丹は、八島から自身の入庁時の成績が2位であることを聞かされたと話す。また、八島については「トップで入庁したことを鼻にかけていた。色々とコンプレックスを持っているようだった」と語った上で、「黒い噂が絶えない男だ」と警告する。 そんな中、竜崎に衝撃の一報がもたらされる。ポーランドに留学中の息子・邦彦が現地で逮捕されたというのだ。
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