探検の功績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 21:16 UTC 版)
「ジョージ・マーサー・ドーソン」の記事における「探検の功績」の解説
ドーソンは1872年から1876年にかけて、国境調査隊とともに西カナダの広範囲にわたる探検を行った。その結果作成された387ページにわたるリポートは、「Geology and Resources of the Region in the Vicinity of the 49th parallel from the Lake of the Woods to the Rocky Mountains, with Lists of Plants and Animals Collected, and Notes on the Fossils from the Killadeer Badlands currently part of Grasslands National Park」(森の湖(the Lake of the Woods)からロッキー山脈までの北緯49度近辺における地域の地質、植物と動物の収集リスト、および現在のグラスランド国立公園の一部であるKilladeer Badlandsから発掘された化石に関するノート)と呼ばれている。このリポートはドーソンを尊敬する科学者によって出版された。 また、1883年から1884年の間には、カナダ政府に依頼されて主要峰および峠、主要な川を地図化するためにカナディアン・ロッキーの探検を行った。カナディアンロッキーの多くの峰のうち、アシニボイン山 (3,618m) やテンプル山 (3,543m) などのいくつかの峰は彼によって発見されている。彼が探検の結果として1886年に作成した地図は、カナディアンロッキーのうちアメリカ国境からレッドディアー谷およびキッキングホース峠までカバーしている。 1887年、彼は現在のユーコン準州にあたる地域へと探検を広げ、後に別の領域となるこの地域の最初の地図を作成した。彼のレポートは、10年後にクロンダイク・ゴールドラッシュが起きてこの地域が一般に注目された際に再発行された。 ユーコン準州ドーソン・シティの地名は彼にちなんで名づけられた。ブリティッシュコロンビア州のドーソンクリーク(英語版)もまた彼の功績にちなんでいる。
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