振幅偏移変調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 03:28 UTC 版)
振幅偏移変調(しんぷくへんいへんちょう)もしくは振幅シフトキーイング(しんぷくシフトキーイング、英語: amplitude-shift keying、略号:ASK)はデジタル信号送受信の際に使用する変調方式の1つで、送信データのビット列に対応して搬送波の振幅を変化させることで送信データを送る方式である。日本においては一般にASKと呼ばれる。日本総務省の文書等ではASK変調方式と書かれる。
- 1 振幅偏移変調とは
- 2 振幅偏移変調の概要
- 3 符号化
- 4 関連項目
振幅偏移変調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 18:05 UTC 版)
詳細は「振幅偏移変調」を参照 振幅偏移変調 (ASK、英語: amplitude shift keying) はデジタル信号を正弦波の振幅の違いで表し変調する、すなわち振幅変調するものである。2値の場合はOOK (on-off-keying) と呼ばれる。モールス符号を用いた電信はOOKの一種ともいえる。以前は、使用されることのほとんど無い変調方式であったが、ETCやキーレスエントリー、RFIDタグなどの狭域通信(極めて近距離の通信)を中心に用いられることが多くなってきている。 特殊なASKとして、以下のものがある。 GASK (英語: Gaussian filtered ASK) ガウスフィルタでベースバンド帯域制限したASKである。 SSB-ASK (英語: single side band ASK) 片側の側波帯のみ伝送するようにしたASKである。 PR-ASK (英語: phase reversal ASK) バイポーラASKとも言う。BPSKと同じである。 4値ASK 一回の変調(1シンボル)で2bit伝送するASKである。 性質振幅変調しているので振幅ノイズやフェーディングなどの振幅変化に弱い。 単純なASKの場合は、変復調ハードウェアが簡単で済む。 ETCで用いられている狭帯域ASKの場合は、FSKと同様、ベースバンド信号をLPFで帯域制限するが、そのため送受信機とも線形回路である必要があるため、ハードウェアは複雑となる。
※この「振幅偏移変調」の解説は、「デジタル変調」の解説の一部です。
「振幅偏移変調」を含む「デジタル変調」の記事については、「デジタル変調」の概要を参照ください。
振幅偏移変調と同じ種類の言葉
- 振幅偏移変調のページへのリンク