所有の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 02:50 UTC 版)
1933年(昭和8年)5月、東邦電力下関支店の事業を、県営電気事業を営む山口県(山口県電気局)が買収した。これに伴って前田発電所も東邦電力から山口県に引き継がれた。継承時点での認可出力は1万3,300キロワットであったが、1935年(昭和10年)7月に2万3,750キロワットとされた。 1938年(昭和13年)の電力管理法施行に伴う電力国家管理の実施により、国内の電気事業者は発電設備については出力1万キロワット以上の火力発電所を新設の国策会社日本発送電へと出資することとなった。この規定により、翌1939年(昭和14年)4月1日の日本発送電成立にあわせて前田発電所は山口県より同社へ出資され、日本発送電広島出張所(後の中国支店)の所管となった。 太平洋戦争後の1951年(昭和26年)5月1日、電気事業再編成により中国配電と日本発送電中国支店を統合して中国電力が発足した。これに伴い前田発電所は中国電力に移管された。
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