戦争と原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/11 13:40 UTC 版)
戦争は全体として科学というよりも術であり、特に戦闘は個々の人間の諸力や精神力などが関連している。つまり戦争において理性は部分的な要素に過ぎないが、しかしながら勇気や規律がすべてでもない。戦闘力にとって軍の精神力は重要であることは戦争理論の基本であるが、戦術的知性に乏しければ現場にて戦闘に勝利することはできない。軍の士気が損なわれることは致命的であるが、戦争理論における合理的側面が否定されることにはならない。状況に応じて戦争術の原理を指揮官は適応する。攻勢作戦においては機動の目標を選択し、防勢においては地理上の要点を選択する。正しい原理から出発した戦術理論は指揮官の教育に貢献する。
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