成功要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/20 18:47 UTC 版)
『Aの魔法陣』では他のTRPGのようにプレイヤーキャラクター(以下PC)の能力を数値で表さない。能力は全て言葉で表現される。(厳密には絵や音楽など、数えられるあらゆるものが成功要素になり得るが、ここでは通常使用される言葉のみで解説する) 例えば、「考古学知識」「ひまつぶしの才能」「勘」「カレーのおいしい作り方」などで、プレイヤーは考えうる限りどんなものでも能力として自由に設定することができる(ただし、最終的にはゲームマスターの許可が必要)。このように「言葉」で自由に表現できるPCの能力のことを「成功要素」と呼ぶ。また、成功要素はいついかなるときにでもプレイヤーは新しく設定することができる。腕力が必要そうなシチュエーションになったとき、「実は俺のキャラクターは腕力が強いんだ」といって自分の成功要素に「腕力」を追加しても良いのである。ただし、一回の行為判定に対して新たに追加できる成功要素は1つまでであり、また、一人が持てる成功要素の総数には最大値が設定されている。 また、プレイヤーは、PCの能力としての成功要素を好きに作り出すだけでなく、周囲の状況をPCが有利になるような「解釈」をゲームマスター(このゲームではセッションデザイナーと称される)に押し付けることができるのも特徴である。例えば「槍の使い手」という成功要素で戦っているキャラクターは「長い得物だと戦闘が有利になる」という「解釈」をセッションデザイナーに提案することで、PCを有利にできる。このPCを有利にするための状況解釈は「一時的成功要素」といわれ、一回の行為判定につき2個までの「一時的成功要素」を作ることができる。「一時的成功要素」は通常の成功要素と違って、行為判定が終了すれば消滅する、
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