應龍とは? わかりやすく解説

応竜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 05:26 UTC 版)

応竜
山海経』より「応龍」
各種表記
繁体字 應龍
簡体字 应龙
拼音 yìnglóng
日本語読み: おうりゅう
英文 Yinglong / Responsive dragon
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応竜(おうりゅう)は、中国の古書『山海経』の中にあらわれる怪物である。の一種とされ、四霊の一種とされる[1]

中国神話では、帝王である黄帝に直属していた竜。4本足で蝙蝠ないしのような翼があり、足には3本の指がある。天地を行き来することができる。また、水を蓄えて雨を降らせる能力があり、黄帝と蚩尤が争った時は、嵐を起こして黄帝の軍の応援をした。しかし蚩尤との争いで殺生を行ったため邪気を帯び、神々の住む天へ登ることができなくなり、以降は中国南方の地に棲んだという。このため、応竜のいる南方の地には雨が多いのに、それ以外の場所は旱魃に悩むようになったという。

述異記』には、「泥水で育った蝮(まむし)は五百年にして(雨竜)となり、は千年にして(成竜)となり、竜は五百年にして角竜(かくりゅう)となり、角竜は千年にして応竜になり、年老いた応竜は黄竜と呼ばれる」とある。

『瑞応記』では、「黄竜は神の精、応竜は四竜の長」と記されている。四竜とは蒼竜(青竜)赤龍(紅竜)、白竜黒竜のこと[要出典]

応竜は天馬麒麟)を生み、飛竜は鳳凰を生むといわれている。

脚注

関連項目


応竜

出典:『Wiktionary』 (2016/06/23 14:24 UTC 版)

名詞

おうりゅうおうりょう

  1. 蓄えて降らすといわれる中国伝説上の動物鳳凰霊亀麒麟と共に四霊総称されている。

類義語


応龍

出典:『Wiktionary』 (2016/06/23 14:24 UTC 版)

名詞

おうりゅうおうりょう

  1. 蓄えて降らすといわれる中国伝説上の動物鳳凰霊亀麒麟と共に四霊総称されている。

類義語




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