憑き物としてのミサキとは? わかりやすく解説

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憑き物としてのミサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/07 10:01 UTC 版)

ミサキ」の記事における「憑き物としてのミサキ」の解説

民間信仰において、特に西日本ではミサキ憑き物信仰結びつき行逢神ヒダル神どのように不慮の死遂げて祀られることのない人間怨霊が人に憑いて災いをなすものとされることが多い。前述のようにミサキは霊としては小規模だが、小規模であるほどその祟り方も顕著だという。ミサキ一般には眼に見えないものとされ、ミサキとの遭遇体調不良など一種予感として現れるものが多い。寂しい道を歩いている最中の突然の寒気頭痛ミサキのためという。ミサキは風を伴うものといわれることが多いことから、こうした病状を「ミサキ風にあたった」などという。山口県萩市六島町では脳溢血倒れた人を同様にミサキ風にあたった」という。中国地方では横死した人間の霊ミサキになるという。 憑き物としてのミサキは現れる所によって山ミサキ山口県四国)、川ミサキ四国)と呼ばれ、川ミサキが山に入ると山ミサキになるともいう。徳島県三好郡では川で疲労覚えることを「川ミサキに憑けられた」という。 四国はこうした憑き物ハカゼといって、人や家畜これにあたる病気になったり、時には命を落とすこともあるという。 高知県福岡県ではミサキ船幽霊一種と見なされ、海で死んだ者の霊がミサキになるといい、漁船取り憑いて、船をまったく動かなくするなどの害をなすといわれている。これは俗に七人ミサキ」と呼ばれ、飯を炊いた後の灰を船の後方から落とすと離れるという。福岡県でも同様に船幽霊一種とされる。 また西日本のみならず青森県津軽地方では、ミサキ憑かれる全身冷水かけられたように体の震えが止まらなくなり高知同様に飯を炊くのに使ったの灰を船から落としてミサキ祓うという。

※この「憑き物としてのミサキ」の解説は、「ミサキ」の解説の一部です。
「憑き物としてのミサキ」を含む「ミサキ」の記事については、「ミサキ」の概要を参照ください。

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