忠犬ハチ公像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:18 UTC 版)
「忠犬ハチ公#忠犬ハチ公像」を参照 1932年に日本犬保存会の斎藤弘吉の寄稿から「忠犬ハチ公」が広く知られるようになったが、安藤は斉藤とかねてから知己であったことから是非ともハチ公の像を作りたいとの意を伝え、保存会からの依頼という形でハチ公像を作成した。当時ハチの飼い主となっていた小林菊三郎は代々木富ヶ谷に居住し、安藤のアトリエも初台にあったことから、小林がモデルとなるハチを連れて自宅から日参したという。 ハチ公像は1934年(昭和9年)4月21日に設置され、銅像の除幕式にはハチ自身(ハチは像完成の翌1935年3月に死亡)と300人もの著名人が参加した。この時完成した像は大東亜戦争の金属供出として1944年に撤去され、敗戦前日の1945年8月14日溶解されて機関車の部品の材料に充てられた。現在渋谷駅に立つ像は、原材料の銅不足のなか、銅像「大空に」を溶かして、息子・士の手によって1948年に完成したものである。
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