復元と史跡指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 16:22 UTC 版)
箱根関跡は大正11年(1922年)、国の史跡とされた。昭和40年(1965年)、箱根町立箱根関所資料館が開設された。昭和58年(1983年)、静岡県韮山町(現・伊豆の国市)の江川文庫から『相州御関所御修復出来形帳』(慶応元年(1865年))が発見されたことにより、箱根関所の構造が明らかとなり、後に行われる復元のきっかけとなった。 平成11年から平成13年にかけて発掘調査が行われ、箱根関所の遺構が確認された。 平成16年(2004年)4月、『相州御関所御修復出来形帳』の内容及び発掘調査の成果をふまえ、箱根関所の大番所や上番休息所などが復元され、一般に公開されるようになった。 平成19年(2007年)、石垣等の大規模な復元工事が行われ、周辺の電線を地中に埋設するなどしたうえで、復元された箱根関所が全面公開された。 平成25年(2013年)、資料館が13のテーマ別展示にリニューアルされた。「出女改め」の人形による再現などのほか、「関所破り」のコーナーでは、当時の手配書人相書きから神奈川県警察が作成したモンタージュ写真を見ることができる。
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