後漢・三国時代・晋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 12:57 UTC 版)
中国における最初期の仏像や仏教彫刻 は後漢まで遡ることができる。また、三国時代、魏の曹植は梵唄を学んだようである。しかしながら、皇族や豪族層への本格的な普及は西晋に至るまで限定的であり、ゆえにこの時代に確認できる仏教美術は少ない。 弥勒仏立像 北魏 太平真君(443年)4年銘 像高53.5センチメートル (21.1 in) 東京国立博物館蔵 太武帝による排仏(中国語版)以前に遡る、稀少な遺物。薄手の衣を通じて体躯の起伏を強調する造りは、グプタ朝の影響が推測される。 二仏並坐像 北魏 太和13年(489年)銘 総高14.4センチメートル (5.7 in) 東京国立博物館 蔵 台座側面には父母のため発願した旨について刻まれている。
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