役札に関するローカルルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 12:10 UTC 版)
「ナポレオン (日本のトランプゲーム)」の記事における「役札に関するローカルルール」の解説
リードがスペードであっても、スペキュレーションは出さなくてもよい。逆に、リードがスペードでなくても、スペキュレーションはいつでも出せる。つまり、スペキュレーションをどのスートにも属さない超越的なカードとするルール。 最初と最後のトリック(またはいずれか一方)においては、役札を無効とする。この場合でも、スペキュレーションだけは有効とすることがある。 よろめき(スペキュレーションキラー、あるいは単にキラーとも) : スペキュレーションとハートのQ(ローカルルールによってはクラブの4)が同トリックに出た場合は、ハートのQの勝ちとするもの。ジョーカーに対して適用することもある。スペキュレーションキラーは、スペキュレーションと同トリックに出なかった場合は、単なるハートのQとして扱う。よろめき返し・よろめき返し返し :よろめき返しとは、よろめきとしてハートのQが出て、さらに同トリック中にハートのKが出た場合にハートのKを勝ちとするもの。よろめき返し返しとは、その条件下でさらにハートのAが出ると、ハートのAを勝ちとするもの。 高度なよろめき マイティ(スペードA)キラーがハートのQ、正ジャックキラーがダイヤのQ、裏ジャックキラーがクラブのQとするルール。併せて、スペードのQをキラーの横取りとし、キラーに成功したトリックでスペードのQを出した場合、スペードのQが強い。なお、キラーが成功した場合の強さ、およびそれを横取る場合の強さは、元の役札の強さと同等なので、例えば正ジャックをダイヤのQでキラーに成功したトリックでマイティが出されれば、マイティがキラーに関係なく強い。このローカルルールにより、例えばダイヤを切札にすると正ジャックと正ジャックキラーが同じダイヤなのでキラーされやすくなり、スペードを切札にすると裏ジャックと裏ジャックキラーが同じクラブでキラーされやすくなる。また、ナポレオンがマイティを副官に指名した場合で、マイティキラーの発動の保険としてナポレオンがスペードのQを出すなど、高度な戦略を要するようになる。同時に、連合軍側はキラーを使う機会が増えるので、切札や役札がなくても何らかのQを持っているとキラーを使う楽しみが増えるので、しらけるゲームが減る効果も期待できる。 ジョーカー請求 : クラブの3をリードした場合、ジョーカーを持っているプレイヤーはジョーカーを出さなければならない。(他のプレイヤーは通常のルールに従って札を出す。) 裏切り : 副官がクラブの10を持っている場合に、そのクラブの10を出す際にナポレオンを裏切り、連合軍側につくことができるというもの。ナポレオンによる裏切り : ナポレオンがクラブの10に加え全てのジョーカー持っている場合に、ナポレオン自身が副官を裏切り連合軍側につくことができるというもの。これらカードのいずれかを出すまでの間にこれらを提示して裏切りを宣言する。これが起こると副官が勝てる確率は殆どなくなるため、ジョーカーを複数枚入れてゲームを行うときのみに適用されることが多い。 裏ジャックと表ジャックの強弱を逆とする。
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