弦楽四重奏曲第1番 (モーツァルト)とは? わかりやすく解説

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弦楽四重奏曲第1番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 02:06 UTC 版)

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1770年のモーツァルト

弦楽四重奏曲第1番 ト長調 K. 80 (73f) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した最初の弦楽四重奏曲。『ローディ』(または『ロディ』、Lodi)の愛称で呼ばれる。

概要

イタリアローディにある記念プレート

本作は、当時14歳だったモーツァルトが1770年1769年とも)の3月15日イタリアローディ(ロディとも)で作曲され、自筆譜には「1770年3月15日の夜の7時、ローディにて」とイタリア語で書かれている。モーツァルトは1回目のイタリア旅行の際にミラノからボローニャに向かう途中、その夜に到着したローディというの宿屋で本作を作曲し、最初の3楽章を書き上げて清書した。しかしモーツァルトは、最初の3楽章を書き上げたあとそのまま作曲を一時中断し、それから間もなくボローニャに到着したあとはローマナポリまで足を伸ばした。そして再びミラノに戻ってオペラを上演し、1年後には故郷に帰るのであったが、旅行中にモーツァルトはまだ書きかけの本作に着手しようとしなかった。モーツァルトが終楽章を書き上げたのは、3年の月日が流れた1773年ウィーン(または1774年ザルツブルクとも)になってからのことだった。

モーツァルトはこの作品の出来栄えには自信があったらしく、1778年パリ旅行の際には、一緒に携行していたという。

構成

全4楽章、演奏時間は約15分。なお、第1楽章と第2楽章の速度標語は父レオポルトによるものであり、第3楽章のトリオ部もまたレオポルトの手によって書き直されている。

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