弦楽四重奏曲第18番_(モーツァルト)とは? わかりやすく解説

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弦楽四重奏曲第18番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 06:41 UTC 版)

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弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K. 464 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト1785年に作曲した弦楽四重奏曲であり、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンに捧げられた全6曲ある『ハイドン・セット』のうちの5曲目である。

概要

モーツァルト自身による作品目録によれば、本作は1785年1月10日ウィーンで完成したと記されている。本作は『ハイドン・セット』の中でも最大規模の作品となっており、モーツァルトの特別な思い入れが滲み出ている。実際に、多くのモーツァルト研究家、音楽学者、演奏家たちが、本作をモーツァルトの弦楽四重奏の最高傑作だと評している。

音楽学者であるクリーグズマンは、「音楽上の職人芸の最も驚くべき例」、「作品の殆ど1小節ごとに知性の輝きを見せるほど作曲技術が洗練されてきた」と賞賛している。 後の時代の作曲家アルノルト・シェーンベルクは、彼の書「作曲の基礎技法」の中でメヌエットの特異な例としてこの第2楽章を譜例と共に挙げて、そのモティーフの驚くべき扱いを賞賛している。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、彼の「作品18」となる全6曲の弦楽四重奏曲を書く際に、この曲を熱心に研究し、特に最終楽章を書き写したと伝えられる。

曲の構成

全4楽章、演奏時間約30~35分。

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