弥生賞でのデビュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/22 06:07 UTC 版)
「ヘヴィータンク」の記事における「弥生賞でのデビュー」の解説
2018年3月4日の弥生賞(GII)でデビュー戦を迎える。未出走馬が重賞レースに出走するのはグレード制導入後初のことで、登録馬の発表段階から注目を集めた。レースは10頭立てで行われ、唯一の未出走馬であるヘヴィータンクは最終追い切りも「15-15」程度の軽いものであったことから、単勝194.6倍の9番人気であった。 ゲートが開くと、追い通しながら馬群に全くついて行けず、大差の最下位で入線。芝2000メートルの走破時計は2分23秒9で、1着ダノンプレミアムから22秒9、ブービーのアサクサスポットからは20秒7も離されていた。大きく遅れたヘヴィータンクがゴールした際には、場内から暖かな拍手が沸き起こった。レース後、騎乗した野中悠太郎は「ゲートは出ているけど、追い通しでした。まだ気持ちと体が伴っていない感じで…。その辺がかみ合ってくれればいいですね」とコメントした。なお、重賞競走であるため、タイムオーバーは適用されなかった。 弥生賞でのヘヴィータンクの本賞金は0円であるが、重賞競走では6着馬から10着馬に対してJRAから「出走奨励金」が支給されており、10着のヘヴィータンクには規定により1着賞金5400万円の2%にあたる108万円が支給される。また、「特別出走手当」については重賞競走であるため「1着馬とのタイム差」による減額措置の対象とならず、満額の43万1000円が支給されている。これらを合計して、弥生賞の出走によってヘヴィータンクが獲得した金額は151万1000円となる。 なお、2019年以降のレースにおいて未出走馬・未勝利馬が重賞に出走した場合でも、タイムオーバーによる出走制限ならびに賞金(出走奨励金・特別出走手当)の減額措置が適用されるようになった。現在、重賞競走に出走しタイムオーバーとなった未出走馬・未勝利馬に対して、「出走奨励金」及び「特別出走手当」はいずれも不交付となる。
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