弟・俊太とのクロスプレーをめぐるリプレー検証
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「田中広輔」の記事における「弟・俊太とのクロスプレーをめぐるリプレー検証」の解説
俊太が巨人に在籍していた2019年5月25日の対巨人戦(東京ドーム)では、広輔が広島の「8番・遊撃手」、実弟の俊太が巨人の「1番・三塁手」としてスタメンで出場した。4回表(広島の攻撃中)に広輔が四球での出塁を皮切りに二塁まで到達すると、俊太が守る三塁への盗塁を試みた。広輔の右足が三塁へのオーバーランによって三塁ベースから一瞬離れたところ、捕手の小林誠司からの送球を受けた俊太が、広輔の右足へすかさずタッチ。三塁塁審の丹波は、広輔が三塁へ到達した時点でいったんセーフを宣告していたが、俊太のタッチプレーをきっかけに判定をアウトへ変更した。丹波による判定の変更に対して、広島の首脳陣は、2018年シーズンからNPBの一軍公式戦に導入されているリクエスト制度を通じて審判団にビデオ判定(リプレー検証)を要求。審判団によるリプレー検証の結果、広輔が俊太からのタッチより先に右足を三塁ベースへ戻していたことが映像で確認されたため、判定はセーフに覆った。 また、2019年3月29日にはレギュラーシーズン開幕戦の広島対巨人戦(マツダスタジアム)に広輔が広島の「1番・遊撃手」、俊太が巨人の「7番・三塁手」として初めてのスタメン同時出場を果たした。5月10日には、広輔が同スタジアムでの対DeNA戦でシーズン初本塁打、俊太が東京ドームでの対ヤクルト戦で2号満塁本塁打を打ち、「NPBで別々の球団に所属する兄弟選手による同日開催の一軍公式戦でのアベック本塁打」という珍しい記録も達成している。
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