弓の清水とは? わかりやすく解説

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弓の清水(ゆみのしょうず)

湧水 富山県高岡市

名水画像
位置情報

周辺の自然環境
その昔進撃中の木曽義仲飲み水求め、「南無八幡大菩薩」と唱え地面に向け弓を放ったところ、清冽な湧き出したことから「弓の清水」と命名されといわれる史跡ふさわしく整備され落ち着いた歴史的景観をみせる。
利用状況
県道沿いにあり、駐車場整備されているため、県内外から、多くの人が飲用水として汲み訪れている。また、茶道名水点流しそうめんにも利用されている。
水質・水量
1日の湧水量:約80トン
由来・歴史
寿永2年木曽義仲平家白兵戦繰りひろげ、その際、のどを潤そうとしたが飲み水無く、弓で崖下射ったところ清水湧き出したという故事があり、「弓の清水」の名称はこの故事由来している。
水質保全活動
概ね1回保存会会員交代周辺水汲み場の清掃除草水場管理周辺案内板等の整備行っている。
他に、定期的な水質検査実施清水訪れる人向けに、清水由緒をまとめた資料作成している。

アクセス
鉄道バスお越し場合
■ JR北陸本線高岡駅下車→弓の清水(水戸田経由中田バス下車徒歩3分

【 お車でお越し場合
■ 能越自動車道高岡IC」から約15分駐車場あり

お問い合わせ
富山県高岡市 生活環境地域安全環境政策
〒 933-8601
富山県高岡市広小路7番50
TEL : 0766-20-1352
http://www.manabi-takaoka.jp/03/jpn/ map/01_06.html

その他
その他の問い合わせURL
富山県 生活環境文化部環境保全
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1706/
kj00004637.html

アクセスマップ
アクセスマップ図

弓の清水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/23 17:21 UTC 版)

弓の清水
「弓の清水古戦場」看板
源義仲像

弓の清水(ゆみのしょうず)は、富山県高岡市常国にある平安時代の史跡。

源義仲が弓で地面を突いたところから清水が湧き出たといわれる。また、弓を射たところから清水が湧いたとする伝承との説がある[1]

伝承

越中浜街道を西進し、六動寺(現在の射水市六渡寺)に宿営していた源義仲の本軍は、寿永2年5月10日に般若野の今井兼平軍に合流した。

兵たちがあまりに喉の渇きを訴えたため、源義仲は地元の農夫である松原大助という男に水はないかと尋ねた。大助は義仲の馬の前にひざまずき「ここに清き水がございます。」と答えた。

源義仲は馬を降りて弓を持ち、「私が平家の賊を滅ぼすことができるなら、泉よ、湧き出でよ」と言って弓で地面を突いたところ、突然そこから清水が湧き出した。

軍の士気を大いに上げた源義仲軍は、5月11日朝、倶利伽羅峠へ向けて般若野を出発した。

備考

選定
  • 弓の清水はとやまの名水百選にも選定されている[1]
その他
  • 当地では現在でも松原姓が多い。松原は地名(現在の射水市串田)でもある。
  • この名水を使った流しそうめんが当地の名物となっている。また、弓の清水で仕込んだ生地で餡を包んだ手焼き菓子「六芳焼」も当地の名物である。六芳焼本舖を営む家も松原姓(店舗名が「松原清松堂」)を名乗っている。

脚注

注釈
出典
  1. ^ a b とやまの名水(66選)”. 富山県. 2024年10月23日閲覧。
  2. ^ 弓の清水”. 高岡市観光協会、高岡市観光交流課. 2019年9月16日閲覧。

外部リンク

  • 弓の清水(高岡市観光ポータルサイト) - 高岡市観光協会、高岡市観光交流課
  • 弓の清水(平成の名水百選) - 環境省



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