府中スマートインターチェンジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 06:28 UTC 版)
「府中バスストップ」の記事における「府中スマートインターチェンジ」の解説
府中スマートインターチェンジは中央自動車道府中バスストップに併設されたスマートインターチェンジである。出入口ともに八王子・名古屋方面のみ利用できる。 中央自動車道は、IC間の距離が比較的長く、都内エリアでは既存の調布IC、国立府中ICに交通が集中し、並行する国道20号をはじめとする周辺道路の慢性的な混雑が発生していた。また、かねてより、近隣の稲城インターチェンジが下り方面に接続されていないため、下り方面の利便性を考慮し、府中バスストップにスマートインターチェンジの設置が強い要望により検討されていた。 こうした地域の利便性向上や既存のICからの交通分散による混雑緩和を目的に府中スマートインターチェンジの設置が計画された。 2009年(平成21年)6月に国土交通大臣から府中スマートインターチェンジの設置が許可され、2012年(平成24年)5月に工事が着工、2015年(平成27年)3月7日午後3時に供用開始した。東京都内では初のスマートインターチェンジである。 中央道下り線に山梨方面への入口を設置し、都道川崎府中線(府中街道)から府中バスストップに接続。中央自動車道上り線に山梨方面からの出口を設置し、府中バスストップから市道を経由して、都道川崎府中線に接続する。 下り入口はETC車のみ、上り出口は現金車も含めて、車長12m以下の全車種が24時間利用可能である。スマートインターチェンジとあるが、中央自動車道の高井戸IC〜八王子IC間は先払いの均一料金区間で、この区間においては出口に料金所が設置されていないため、上り出口はETCを利用していない車も通行可能である。 なお、計画時には、一部の近隣住民から、多摩川競艇場へのアクセス利便性を高めるために設置を進めているのではないかとの懸念とともに、隣接する住宅地の環境への悪影響を危惧して反対運動が起こっていた。
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