店長・従業員・契約する警備員による恐喝事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:58 UTC 版)
「トライアルカンパニー」の記事における「店長・従業員・契約する警備員による恐喝事件」の解説
2010年4月、万引きした男性から50万円を恐喝したとして、トライアル倉敷店(2020年5月17日閉店)の店長・副店長および警備保安会社「新日警サービス」(本社:福岡県福岡市中央区。2013年12月26日福岡地方裁判所にて破産手続開始決定)に所属する警備員の3人が恐喝容疑で岡山県警に逮捕された。逮捕理由は、2009年11月13日にパソコン用品(1377円相当)を盗んだ男性と兄に対して「刑務所に入ってもらう。お兄さんも仕事ができなくなる」、「約1年前から1日3回来店している。被害額は1回1千円として、1年で109万5千円になる。これは会社の方針だ。払えなければ刑務所に入ることになる」などと脅して翌日現金50万円を受け取ったことである。岡山県警はトライアルカンパニー本社や新日警サービスなどの関係先を家宅捜索した。 店長ら3人は、調べに対し「本社の指示で被害弁償を要求した」との供述をしており、本社でも個人の利益のため(私腹を肥やすため)に行ったものではなく、万引きの被害が大きいことと万引き防止のために、被害額相当額ではなく人件費や逃走による破損した場合の施設費の賠償費などを含めた損害賠償の請求をマニュアルを持って指示し、過去の余罪分まで請求することは指示していない、得た金銭は本社に送られているとの発表をしている。 26日に岡山県警は、別の2人に対する恐喝容疑(約700円と約2000円の商品に対して、それぞれ約10万円)でも3人を再逮捕した。 2011年3月15日、岡山地方裁判所倉敷支部にて店長に懲役1年6ヶ月執行猶予3年、副店長と警備員に懲役2年執行猶予3年の判決が言い渡された。
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