店舗の増加と関西店舗の閉店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 08:08 UTC 版)
「ダブリナーズ (日本のパブチェーン)」の記事における「店舗の増加と関西店舗の閉店」の解説
アイルランド人気の高まりに応じて1996年10月には2号店として東京芸術劇場近くに池袋店がオープンしたが、やはり開店当初は常連客の7割程度が日本国外出身者であったという。ブリテン諸島の古いパブにはスナッグ(snag)と呼ばれる個室のようなスペースがあることがあり、こうした部屋は女性(かつてはパブで飲酒するのは女性にふさわしくないと思われていた)などが人目を避けて酒を楽しむのに使われていたが、池袋のダブリナーズにはこの個室に似た部屋もある。開店当初には「ロンドン市内にあまたあるアイリッシュ・パブをほぼ完璧に再現」しているなどと評されており、新宿同様内装はヴィクトリア朝風である。 1996年11月には神戸市中央区の旧居留地に3号店がオープンしたが、のちに閉店した。1997年5月には大阪のミナミに大阪店がオープンし、ケルト音楽ブームにのってライヴに力を入れていたものの、こちらものちに閉店している。大阪店は常連客の6割程度が日本国外出身者であったという。これをもってダブリナーズの関西店舗はなくなり、都内のみでの営業となった。 赤坂店は2000年2月に開店し、開店当初は大阪店同様、常連客の60%ほどが日本国外出身者でしめられていたという。開店20年を迎えた2020年に閉店した。渋谷店は2002年にオープンしている。 2002年2月にオープンした虎ノ門店は新宿店や池袋店と異なり、アイルランドの田舎のコテージを模した内装であった。他の店舗と同様、開店当初の常連はアイルランド系をはじめとする日本国外出身者が多かった。虎ノ門店はカフェ&パブを名乗っており、8時から営業して朝食も提供していた。現在は閉店している。大手町にも店舗があったが、こちらも閉店した。 品川店は2003年にオープンしており、虎ノ門店と同系統の「アイルランドの農家」をイメージした、木材を豊富に用いた内装が特徴である。
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