広島県との費用負担
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 08:35 UTC 版)
「出口川のカドミウム汚染」の記事における「広島県との費用負担」の解説
本来、採石場の許可と管理は県の管轄であるが、広島県は「事案の性格上(府中市荒谷地区に限定した事案)から、一義的には府中市が処理するのが妥当である」として、県は協力・支援するのみとしており、処理施設の運営費用や採石場跡地の管理費用の半分を府中市の負担としている。 これに対して府中市議会では、「広島県による押し付けである」として広島県の対応方針に問題があるという議員の意見がある。1988年の出口川湧水処理場建設のときにも、広島県は渋々半額を負担をしてやるという態度だったといわれる。2005年や2008年の採石場跡崩落のときも、対策費用は府中市と広島県の折半であったが、2005年のときには県との費用の負担を巡って容易に合意に至ることが出来ず、広島県の支援を得るのに時間を要した。出口川湧水処理場だけでも年間4000 - 5000万円の運営費が必要とされており、人口の高齢化と減少によって収支バランスが悪化している府中市にとって重い負担になっている。
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