年俸高騰と労使対立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:08 UTC 版)
「ナショナルホッケーリーグ」の記事における「年俸高騰と労使対立」の解説
NHLの興隆とともに、スター選手たちの年俸はうなぎのぼりに高騰を続けた。契約を巡っては、経営陣と選手との軋轢が高まったこともあり、NHL史上で次の4度のストライキ又はロックアウトがあった(2013年12月現在)。 1992-1993シーズン : 1992年4月NHL選手会 (NHLPA) のストライキが10日間続いた。(シーズン終了までの予定で始まったが、影響するゲームの日程を再調整しすぐに解決した。) 1994-1995シーズン : シーズン開幕からのロックアウトは3カ月間に及び、試合数を84から48へと減らすことを余儀なくされた。また、このロックアウトで短くなったシーズンでは、各チームはカンファレンス内での試合しか行わなかった。 2004-2005シーズン: 詳細は「2004年から2005年のNHLロックアウト」を参照 概要は次のとおり。経営者側が年俸総額の上限を設定する「サラリーキャップ」と呼ばれる年俸システムの採用を巡って選手会側と対立。開幕1ヶ月前の2004年9月16日(現地時間)から会場や練習場などの各施設を封鎖する「ロックアウト」という処置を取り、本来のシーズン開幕期間も試合が行われない非常事態となった。欧州リーグなどに流れた選手もいた。 本来のシーズン後半である2月15日になって選手会はサラリーキャップの導入を容認し上限4900万ドルと提案したが、経営者側の提案であった上限4250万ドルとの差を埋めることができず、2005年2月16日(現地)当シーズンの公式戦全試合(リーグ戦、スタンレー・カップを含む1230試合)を取りやめにすることを発表した。 これまで北米4大スポーツリーグで、シーズン途中での公式戦中断・打ち切りがあったが、全試合が中止になるケースは今回のNHLが初めてのことだった。 2012-13シーズン。
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