市販・栽培の現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 06:40 UTC 版)
玄米を普通の炊飯器で炊くと、白米に比べてボソボソとした食感になりやすく、消化も悪い。玄米は精白によって白米と米糠に分けてそれぞれ利用・販売され、米穀店の店頭に玄米が置かれることは稀だった。 一方で第二次世界大戦前から、健康食として玄米食の支持者がいた。白米より水に長時間浸漬させる、塩を加えるといったコツで玄米を食べやすく炊くこともできる。近年は玄米モードを備えた炊飯器や、玄米をふっくらと炊ける圧力鍋が普及したことで、味も好まれるようになってきた。食料品を扱う小売店やインターネット通販では、従来の玄米より炊きやすく食感・食味が良い発芽玄米などの加工品も販売されるようになっている。このほか、水分の浸透を妨げる蝋層を除去した「ロウカット玄米」や、「金のいぶき」のように玄米食を前提とした品種も開発されている。現在では、玄米が選べる外食店もあり、健康のためでなく味で玄米食をしている人も多い。例えば一部のインド料理店においては、玄米の方がカレー料理にあうとして、これを提供している。
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