市民権の資格とは? わかりやすく解説

市民権の資格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 04:55 UTC 版)

ローマ市民権」の記事における「市民権の資格」の解説

ローマ市民権は以下の者に与えられる正式な婚姻の関係にあるローマ人両親より生まれた男子自動的に与えられた。 解放奴隷ローマ市民権与えられるが、彼らは以前主人主従関係にあり、そのクリエンテスとなった解放奴隷の子供は自動的にローマ市民権与えられた。 ローマ人軍団兵百人隊長は除く)は正式に結婚はできず、内縁関係から子供があっても兵役間内子供にはローマ市民権与えられなかった。しかし除隊退役後には子供には認められた。 ローマ市民権持たない者でも高額な金額出資できれば市民権を買う事ができる。 入隊当時ローマ市民権を持たなかったローマ支援軍の兵は兵役期間を務め上げ退役する世襲ローマ市民権授与された。その子供は自動的にローマ市民権を持つ事になり父とは違いローマ市民権を持つ者から構成されるローマ正規軍への参加が可能となった。ただし、AD140以降一部補助兵を除きローマ市民権授与されるのは満期除隊した補助当人だけとなった ローマに対して大きな貢献をした者にはローマ市民権与えられた。補助兵でも上位隊長クラスになると、満期除隊待たずローマ市民権得た市民権保持者はコロッセウムでの観劇浴場への立ち入り権利与えられ、また皇帝有力者からの贈り物受け取ることができた(パンとサーカス)。

※この「市民権の資格」の解説は、「ローマ市民権」の解説の一部です。
「市民権の資格」を含む「ローマ市民権」の記事については、「ローマ市民権」の概要を参照ください。

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