市営開業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/21 00:13 UTC 版)
「サウス・ブルックリン鉄道」の記事における「市営開業」の解説
1940年6月1日、サウス・ブルックリン鉄道はBMTの他の路線と共にニューヨーク市運輸委員会に移管された。同年、第二次世界大戦が勃発しサウス・ブルックリン鉄道の貨物輸送量は大幅に増大した。サウス・ブルックリン鉄道は貨物を直接顧客へ届けるために数台のトラックを手に入れた。世界大戦終結後の1946年、サウス・ブルックリン鉄道はホイットコム・ロコモティブ・ワークス製の元アメリカ陸軍のディーゼル機関車を2両購入した。 運営は1953年6月15日にニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ (NYCTA) に移管された。マクドナルド・アベニューでの旅客列車の運行は1958年10月31日に終了し、サウス・ブルックリン鉄道は貨物列車のみの運行となった。1960年には更に2両のディーゼル機関車を納入した。1961年12月27日、老朽化した架線の改修費用が高かったため架線は取り壊され路線は非電化となった。このため、集電靴を装備している電気機関車4号、5号、6号、7号車が地下鉄・高架線での運行のためにNYCTAへ引き渡された。 旅客列車の運行が終了したためキングストンジャンクションの分岐器は本線側に固定され、支線は9番街&20丁目停車場まで完全に本線から分離していた。同時に貨物輸送量はセミトレーラートラックによる輸送量の増大に伴い年々減少の一途を辿っていた。マクドナルド・アベニューの線路は1978年までに使用されなくなり、1991年までに舗装された。マクドナルド・アベニューの線路が廃止された後、サウス・ブルックリン鉄道の貨物輸送の拠点は2番街車両基地から36-38丁目車両基地に変更された。1994年、サウス・ブルックリン鉄道へのNYCTA以外の運行する列車の乗り入れが終了し、サウス・ブルックリン鉄道はサウス・ブルックリン・マリン・ターミナル、ブッシュ・ターミナル、インダストリィ・シティを経由し地下鉄線とLIRRベイリッジ支線の接続のために使用されるようになった。
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