工学、メッキなど
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:15 UTC 版)
電気伝導体としての利用電気抵抗が小さく、延性が高いためコンピュータ (CPU) などの回路、電子部品のワイヤ・ボンディングなどに用いられる。ただし最近は、より安く導電率が同等の銅が台頭している。 高い導電性と酸化による腐食に対する強い耐性から、表面を金メッキしたものは年月を経ても錆びないため、電子部品の電導体やコネクタの部品として広く利用されている。銀の方が導電性は高いが、空気中のオゾンや硫黄化合物によって腐食し導電性が低下するため、金のほうがコネクタの材料としては優れている。また、近年では廃棄された工業用品(主に携帯電話やスマートフォンなどの電子基板)を溶解して、金やリチウムなどの貴金属や希少金属(レアメタル)を抽出する事業(いわゆる都市鉱山)も展開されている。 可視光、非可視光、電磁波ともによく反射するため、宇宙服のバイザー、人工衛星の保護剤、電子戦機EA-6 プラウラーのコクピット電磁シールドとして使用される。 航空機の窓に防氷・防曇用ヒーターとして、極薄く引き伸ばした金が挟み込まれている 高温になる内燃機関の熱から運転手を保護する目的で、F1マシンのシートやエンジン本体に、シート状の金を貼る。 フルートをはじめとした管楽器などの材質(管やキィ部分)に用いられる。
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