川越の時の鐘
●よく聞ける時期 ●寄りみち |
川越は小江戸と呼ばれ、古い蔵造りの建物が並ぶ城下町だ。江戸の街とを結ぶ商人の町として栄え、明治26年(1893)の大火以来、蔵造りの建物が急増し、独特の町並みを形成するようになった。 現在も仲町から札の辻にかけての一番街周辺に、これらの建物が多く残り、道行く人を楽しませてくれる。 一番街の中心部から少し東に入ると、川越のシンボル、時の鐘がある。寛永年間(1624〜1644)に川越城主・酒井忠勝によって建てられ、三五〇年にわたり、川越に時を告げてきた。現在の鐘楼は、大火の翌年に再建されたもの。最上階につるされた鐘は、今も1日に4回、6つずつ撞かれる。音色が蔵造りの町並みに響きわたり、情緒豊かな音風景を演出している。 |
電車・バス=JR・東武東上線川越駅からバス10分、一番街下車、徒歩1分。または西武新宿線本川越駅から徒歩15分。 |
- 川越の時の鐘のページへのリンク