川下への拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 06:22 UTC 版)
石油・ガス開発のほか、下流に当たるガス供給、ガス発電などにも力を入れている。CNOOC は液化天然ガス(LNG)輸入に向けた準備を進め、オーストラリア北西大陸棚やインドネシアで獲得したLNGを受け入れる基地を広東省と福建省に建設し、2006年から受け入れている。その他の沿岸地域にも次々とLNG受け入れ基地が建設され、2010年前後に稼動する計画である。また基地を作るだけでなく、ガス発電所も建設することになっている。その他、CNPCとシノペックなどが独占してきた原油輸入に関しても、2004年にシノペックと合同で輸入企業を作ることについて中国政府の許可を得た。同じく2004年、石油精製に関しても、ロイヤル・ダッチ・シェルと中国における過去最大級のジョイント・ベンチャーを作り広東省恵州市に精製所の建設を進めることについて政府の許可を得た。精製事業の次は、CNPCとシノペックの独占である石油卸売・小売事業への参入を目指している。さらに子会社の上海などへの上場、経営システムの近代化も進め、石油事業の上流から下流に至る総合エネルギー企業への変身が続いている。
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