島の下部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 21:36 UTC 版)
島の入口付近は砂浜になっていて、島に向かって右側は「前浜」、左側は「えびす浜」と呼ばれている。「えびす浜」は夏期間の海水浴場としても使われている。 鴎島・前浜 鴎島・えびす浜1 鴎島・えびす浜2 えびす浜からは、江差に伝わる「義経伝説」にある「馬岩」を望む事が出来る。 江差に伝わる義経伝説にまつわる馬岩 前浜側の島の隣には高さ約10mの瓶子岩があり、古来より漁民の守り神として地元漁師から崇拝されている。2015年(平成27年)4月には、厳島神社建立400年を記念して、厳島神社四百年記念実行委員会の有志によって瓶子岩の前に鳥居が建立された。鳥居は厳島神社と瓶子岩を望む方角を向く位置に設けられている。 瓶子岩 瓶子岩と鳥居(2017年5月撮影) 鳥居から瓶子岩を見る 遊歩道から瓶子岩と鳥居を見る 前浜から島の上部に上がる階段の途中から、「村上の井戸」と呼ばれる井戸を見る事が出来る。かつて鴎島に停泊していた北前船の飲用水の確保のために江差の問屋「村上三郎右エ門」が掘ったという。 鴎島・「村上の井戸」と案内板 鴎島のそばに遊歩道の橋が設けられていて、瓶子岩を角度を変えて望む事が出来る。かつては島の縁に添って遊歩道があったが、調査で崖崩れの危険が判明したため、崖から離れた海上に橋を架けて新たな遊歩道を作った経緯がある。 鴎島の遊歩道(2枚合成後にトリミング) 旧遊歩道と落石の跡 島から伸びる防波堤の付近には、かつて北前船交易に使われていた船の係留跡があり、杭の一部と杭を差し込む穴が今も残されている。その北前船係留跡の付近には、1986年(昭和61年)6月14日に江差に寄港した復元北前船「辰悦丸」の回航10周年を記念した石碑が建てられている。 北前船係船跡 北前船係船跡・杭 北前船係船跡・杭穴1 北前船係船跡・杭穴2 復元北前船「辰悦丸」回航10周年の記念碑
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