岡田實 (冶金学者)とは? わかりやすく解説

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岡田實 (冶金学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 04:16 UTC 版)

岡田實

岡田 實(おかだ みのる、1904年3月7日[1] - 1997年6月15日)は、日本の冶金学者位階正三位

プラズマ研究や超高電圧電子顕微鏡の開発で大きな業績を残した。また、大阪大学総長を務めている。

来歴

香川県仲多度郡多度津町出身[1]1930年に東北帝国大学(現・東北大学)金属工学科を卒業後、大阪帝国大学(現・大阪大学工学部に赴任した。同学部で助教授、教授などを務め、1966年には総長に就任した。この間、溶接工学研究所の設立などに貢献し、1945年から1949年並びに1954年から1955年まで溶接学会会長、研究面では1963年島津製作所との共同研究で500kVの高電圧電子顕微鏡を開発した。さらに日立製作所と共同で3000kVの電子顕微鏡を作製し、1971年に大阪大学超高電圧電顕センターに設置された。

学外では、日本学術会議会員、大阪府教育委員会委員長、関西セミナーハウス理事長などを務めている。1965年紺綬褒章を受章、1980年秋の叙勲で勲一等瑞宝章受章。1997年肺炎のため93歳で死去。正三位に叙された。

脚注

  1. ^ a b 『現代物故者事典 1997~1999』(日外アソシエーツ、2000年)p.132

参考文献





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