山中高所の寺院
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「清水寺 (長野県山形村)」の記事における「山中高所の寺院」の解説
清水寺は標高1200mという山中高所にある。平安時代には顕密系寺院は山中に建立されることが一般的で、そのような山寺は奈良時代末期から畿内に登場し始め、平安時代には地方にも広まっていった。こうした山中の寺には、その後、山中から山腹・山麓に下りて造りなおされたものが多い。中信地方で、山中から移転したという伝承を持つ寺院として、牛伏寺(松本市内田)、若沢寺(松本市波田)、海岸寺(松本市山辺)、放光寺(松本市蟻ヶ崎)、保福寺(松本市保福寺町)、神宮寺(松本市浅間温泉)、光輪寺(朝日村西洗馬)、安養寺(筑北村松場)、福満寺(麻績村)、盛蓮寺(大町市社)がある。 しかし、清水寺は山中高所にありながら、山腹・山麓に下りることなく、山中にとどまった少ない例であるとされる。なお、上記寺院のうちでも、若沢寺は同じ鉢盛山から続く尾根筋にあって比較的近く、山号が同じであり、同じ坂上田村麻呂による中興伝説を有する真言寺院であったという共通点を持つ。 仁王門 仁王尊(阿形) 仁王尊(吽形) 百体観音が並ぶ参道(仁王門 - 山門間) 参道脇にあるアララギの巨木 山門 本堂前のシダレザクラ(行基桜) 行基桜の根元 石造三重塔 山形村出身で元法務大臣の唐沢俊樹の胸像が建つ
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山中高所の寺院
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「保福寺 (松本市)」の記事における「山中高所の寺院」の解説
平安時代の天台宗・真言宗の寺院は山中に建立されることが一般的であったと見られ、奈良時代末期から畿内に登場し始めたが、平安時代に入ると地方にも広がっていった。こうした山中の寺は、後世に山腹・山麓に下りて造り直されたものが多く、保福寺もそうした伝承を持つ。 中信地方で、山中から移転したという伝承を持つ寺院として、他には牛伏寺(松本市内田)、若沢寺(松本市波田)、海岸寺(松本市山辺)、放光寺(松本市蟻ヶ崎)、神宮寺(松本市浅間温泉)、光輪寺(朝日村西洗馬)、安養寺(筑北村松場)、福満寺(麻績村)、盛蓮寺(大町市社)がある。
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