屋台祭りとしての「森の祭り」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 16:08 UTC 版)
「森の祭り」の記事における「屋台祭りとしての「森の祭り」」の解説
森町の祭り屋台は、遠州独特の二輪屋台である。俗に「御所車型」と言われるが、実際の牛車と異なり、屋上には跳高欄で囲まれた「浜床」があり、屋上に山車人形が飾られている。また他の二輪屋台の祭りの地域と異なり、漆塗りの屋台が多いことも特徴である。これは森の祭りに限らず森町一帯の祭り屋台に共通する特徴で、森町南部の飯田地区までほとんどが漆塗りである。 祭囃子森の祭りの囃子は遠州横須賀の「三社祭礼囃子」をもとに独自の発展をしたもので、三社祭礼囃子と並んで、遠州の二輪屋台の祭囃子の一方の代表例となっている。曲目は「大間」「弥太下」など、三社祭礼囃子と同じものが多いが、「雨ん垂れ」や「常磐囃子」など、森独特の囃子もある。 練り森の祭りの醍醐味のひとつが「練り」と呼ばれる屋台同士の顔合わせである。「練り」は数か町の屋台が正面を向き合い、手木(てぎ=牛車の軛にあたる部分)を接触寸前まで近づける。各町の祭り参加者が手木に乗りあがり、「ヨイソラ」の掛け声を上げたり相手の屋台の手木の内側に飛び込んだりする。
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