少年犯罪増加(しょうねんはんざいぞうか)
警察庁によると、殺人など凶悪犯罪で逮捕される少年の数は年々増加傾向にある。特に90年代に入ってからの摘発件数が顕著に増加している。
刑法で刑事罰の対象となる16歳以上の殺人・殺人未遂の年推移では、1990年に71人だったのが1998年には115人、1999年では110人と2年連続で100件を超えた。
動機としては「人を殺す経験をしたかった」とか「殺すのは誰でも良かった」など意味不明の供述が最近の少年犯罪の特徴ということである。
2000年では、1月から11月まで102人が殺人事件で検挙されている。刑法犯で検挙された少年は12万427人にのぼり、うち殺人や強盗、放火などの検挙者は1979人だった。
少年法によると、18歳未満の少年が死刑相当の犯罪を犯した場合「無期懲役」が適用される。また入獄後7年で仮釈放ができるという規定もあり、成人と比べかなり緩い罰となっている。
(2000.06.24更新)
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