小田島に死刑判決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:12 UTC 版)
「マブチモーター社長宅殺人放火事件」の記事における「小田島に死刑判決」の解説
2007年3月22日、千葉地裁(根本渉裁判長)は検察側の求刑通り、小田島被告人に対しても死刑判決を言い渡した。 千葉地裁は判決理由で「人間性の片鱗もうかがえず、反社会的な犯罪性向は根深い」、「更生の場であるはずの獄中で、反省を深めなかったどころか、新たな犯行の仲間を募り、企業情報誌を片手に、犯行計画を立案した。強盗殺人3件の犯行後も、空き巣を繰り返して生計を立て、事件発覚後も否認を続ける一方、週刊誌には犯行を詳述していた(#雑誌記事参照)ことから、改善・矯正の余地を見出すのは困難だ。3事件は、いずれも周到な計画に基づく犯行で自己中心的であり、生命の尊厳にまったく思いを致そうとしておらず、酌量の余地はない」と事実認定し、死刑の量刑選択を理由づけた。 判決が言い渡された千葉地裁第301号法廷では、被害者遺族ら10人が小田島被告人の様子を見つめていたが、小田島被告人が振り向くことはなかった。 閉廷後、「事件の捜査に協力する会」の会長を務めていた被害者Aの義弟は「死刑はもっともな判決。小田島被告人の態度からは反省の様子が微塵も出ていない。小田島被告人は本当に反省しているのならば、控訴していたずらに時間を引き延ばさず判決を受け入れてもらいたい」と語った。
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