小出支持者に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 17:15 UTC 版)
事故後、上述のように小出は原子力に反対する側から英雄視される現象が発生した。この現象について香山リカは、小出に対しての支持は表明したものの、小出を「「神」として崇拝」する者の中には「引きこもりやニートといった人たちがその中心層の多くを占め」「ネットの世界を中心に、原発事故にのめり込んでいる」「生活能力がなく、結局は親がかり」「ファンタジーへの逃避で平穏を保ってきた彼らがいま原発問題にこころの平穏を見出している」などと批判的に論じた。香山はこの連載の掲載後批判を受け、次の回で謝罪した。 一本松幹雄は著書の中で小出に触れ、一部の反原発支持者により語られている「大学と電力業界による陰謀により、小出が昇進を阻まれてきた」(大意)という説を批判している。その根拠として 小出自身が『原発はいらない』の中で迫害を受けたことは無い旨著述している 昇進のためには論文審査を通す必要があり、学会内での活動への貢献も考慮されるが、一本松は「小出氏にその意欲が無い以上、昇進しなかったのは順当な結果」であるとの見解をとっている (一本松の認識では)学会は政治スタンスでの昇進判断をしないとし、電力業界関係者の中には批判を真摯に受け止め「小出先生のような優れた資質を持つお方には、我々と協力して、原発の運営・管理に建設的な意見を出していただきたいと思っているほどである」と言う業界関係者の発言を紹介 を挙げ、この説の支持者やこの説を好意的に紹介するマスコミを「卑劣」と批判している。
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