小作浄水場の地理的条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/04 08:34 UTC 版)
「小作浄水場」の記事における「小作浄水場の地理的条件」の解説
浄水場用地は1921年(大正10年)の村山貯水池築造の際、川砂採取場として発足し、その後小河内ダム築造まで活躍した。ダム完成後は1962年(昭和37年)まで小作砕石工場として東京都財務局が引き継いだ。その後、多摩川砂利採取規制により東京都財務局小作砕石工場が廃止され、以降は浄水場予定地として着工までの材料置場として使用してきた。浄水場は多摩川上流の左岸の台地、東京都西多摩郡羽村町羽1849にあり、各市町への分水は相当の水量まで自然流下方式が可能な絶好のポジションを占めていた。自然流下方式は高所から低地までの標高差による重力を利用して流体を落下させる方式なので送配水ポンプが不要で停電事故にも強いメリットがある。国鉄青梅線小作駅からも近く、浄水場職員や下請け作業員らの通勤にも非常に便利であった。
※この「小作浄水場の地理的条件」の解説は、「小作浄水場」の解説の一部です。
「小作浄水場の地理的条件」を含む「小作浄水場」の記事については、「小作浄水場」の概要を参照ください。
- 小作浄水場の地理的条件のページへのリンク