対USドル相場の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:15 UTC 版)
対USドル基準相場の年間最高値と年間最安値(1EUR = )年月日最安値月日最高値1999 12月3日 1.0015 1月5日 1.1790 2000 10月26日 0.8252 1月6日 1.0388 2001 7月6日 0.8384 1月5日 0.9545 2002 1月28日 0.8578 12月31日 1.0487 2003 1月8日 1.0377 12月31日 1.2630 2004 5月14日 1.1802 12月28日 1.3633 2005 11月15日 1.1667 1月3日 1.3507 2006 1月2日 1.1826 12月5日 1.3331 2007 1月12日 1.2893 11月27日 1.4874 2008 10月27日 1.2460 7月15日 1.5590 2009 3月5日 1.2555 12月3日 1.5120 2010 6月8日 1.1942 1月13日 1.4563 1999年1月4日、フランクフルト証券取引所において初めてユーロとUSドルの為替取引が開始され、このとき 1EUR = 1.1789USD の値がついた。ユーロ相場は対USドルで値を下げていき、取引開始から2年後には最安値をつけた。2000年1月27日にはユーロは対USドルで 1EUR = 1USD のパリティを下回り、同年10月26日に史上最安値の 1EUR = 0.8252USD となった。 2002年4月から2004年12月にかけてユーロは多少値を戻していく。2002年7月15日には 1EUR = 1USD のパリティを上回り、2004年12月28日には当時の史上最高値となる 1EUR = 1.3633USD をつけた。一部のアナリストは 1EUR = 1.4 - 1.6USD にまで達すると見込んでいたが 、その予想は外れ、連邦準備制度の政策金利引き上げを受けてユーロは2005年に入って値を下げていき、同年11月15日には年間最安値の 1EUR = 1.1667USD をつけた。ところが連邦準備制度の金利引き上げ策は2006年のアメリカ経済の後退を受けて継続されなかった。2007年後半に表面化したサブプライムローン危機のために、連邦準備制度は政策金利の引き下げを決め、これを受けてユーロは相対的に値を上げた。その結果、2008年7月15日に欧州中央銀行の基準相場は史上最高値の 1EUR = 1.5990USD をつけ、また市場では基準相場を上回る 1EUR = 1.6038USD で取引された。この値は1995年4月19日につけた1USドルが1.3455ドイツマルク、単純に1ユーロに換算すると 1EUR = 1.45361 USD という相場を超えたものとなった。 2008年サブプライムローン危機によるUSドルの下落によって、ユーロ圏の域内総生産をUSドルに換算すると一年間だけ一時的にアメリカ合衆国の国内総生産を上回った。しかし、その後はユーロ圏がむしろ経済危機の震源地になっており、ユーロは下落し、USドルに換算すると経済的に衰退している。2017年9月時点に於いて1EUR = 1.17171USDをつけた。
※この「対USドル相場の推移」の解説は、「ユーロ」の解説の一部です。
「対USドル相場の推移」を含む「ユーロ」の記事については、「ユーロ」の概要を参照ください。
- 対USドル相場の推移のページへのリンク