対地攻撃能力の付加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:36 UTC 版)
「F-14 (戦闘機)」の記事における「対地攻撃能力の付加」の解説
F-14は、当初搭載されたレーダーの能力などから空対空戦闘のみを考慮された戦闘機だったが、航続距離が長いことや搭載能力に余裕があるなどの利点があった。 湾岸戦争でのA-6の損耗率の高さと、後継機として開発されていたA-12アヴェンジャーIIやその代替案であるA-6Fの開発が中止されたことにより、A-6引退とF/A-18E/F スーパーホーネット配備までのつなぎとして、F-14の右主翼付け根のパイロンに、LANTIRNポッド(F-15EやF-16に搭載されているものにGPSとの連動機能を追加する改修が行われておりLTS(LANTIRN目標照準システム)と呼ばれた)を装備して対地攻撃能力を付与することとなった。 この改修によりポッド搭載のみでレーザー誘導爆弾などの使用が可能となった。この対地攻撃能力が付与されたタイプのことをボムキャットと呼ぶこともある(トムとボムを掛けている)。また、F-14Dではこれらに加えて空対地ミサイルの装備も検討されていたが予算の問題で計画は破棄されている。
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