寺阪英孝
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寺阪 英孝(てらさか ひでたか、1904年1月27日 - 1996年4月3日)は、日本の数学者。専攻は幾何学、幾何学基礎論。1957年以降、結び目理論の研究を行った。大阪大学名誉教授[1]。学位は、理学博士(1938年)。正四位勲二等瑞宝章。
来歴
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1904年、東京都生まれ[1]。1928年、東京帝国大学理学部数学科を卒業[1]、旧制一高講師。1931年、同教授。1933年、ドイツ、オーストリアに2年間留学し、メンガー流のトポロジーを学ぶ。1935年に帰国後、直ちに大阪帝国大学助教授。1936年、同教授(-1962年)。1949年よりしばらく神戸大学教授を併任。東京女子大学、上智大学(1965年 - 1974年)の教授も務めた[1]。
1996年4月3日、没。
主な著書
- 『射影幾何学の基礎』共立出版〈近代数学全書〉、1947年
- 『初等幾何学』岩波書店〈岩波全書;第159〉、1952年
- 『幾何とその構造』筑摩書房〈数学講座;9〉、1971年
- 『初等幾何学(第2版)』岩波書店〈岩波全書〉、1973年
- 『数学のながれ』(寺阪、南雲道夫、守屋美賀雄共著)上智大学数学講究録・第1号、上智大学数学教室、1977年3月
- 『非ユークリッド幾何の世界 幾何学の原点をさぐる』講談社〈ブルーバックス;B312〉、1977年5月 ISBN 4-06-117912-8
- 『現代数学小事典』講談社〈ブルーバックス;B325〉、1977年4月25日 ISBN 4-06-117925-X
- 『数学の歴史 VIII‐a 19世紀の数学 幾何学 I』共立出版、1981年12月 ISBN 4-320-01278-X
- 『幾何とその構造』日本評論社、1992年7月 ISBN 4-535-60605-6
- 『幾何の発想』日本評論社〈数学セミナーリーディングス〉、1992年10月 ISBN 4-535-70235-7
- 『初等幾何学(第2版;POD版)』岩波書店〈岩波全書〉、2000年4月 ISBN 4-00-029014-2
共著
- 『現代数学の諸問題』正田建次郎著、増進堂、1949年
- 『基礎数学講座』秋月康夫編、共立出版、1955年-1956年
- 『数学演習講座』秋月康夫編、共立出版、1956年-1958年
- 『基礎数学講座』秋月康夫編、共立出版、1958年-1959年
- 『数学の歴史. 8b. 幾何学:19世紀の数学. 2』静間良次著、共立出版、1982年3月 ISBN 4-320-01279-8
翻訳書
- 『結び目理論入門』R.H.クロウェル、R.H.フォックス、野口広訳、岩波書店(現代科学選書〉、1967年 ISBN 4-00-006046-5
- 『幾何学の基礎』ヒルベルト、クライン、大西正男訳、共立出版〈現代数学の系譜;7〉、1970年 ISBN 4-320-01160-0
- 『幾何学再入門』H.コークスター、S.グレイツァー(他)、河出書房新社〈SMSG新数学双書;8〉、1970年
- 『ユークリッド原論』中村幸四郎、伊東俊太郎、池田美恵訳、共立出版、1971年。ISBN 4-320-01072-8
- 『ユークリッド原論―縮刷版―』中村幸四郎、伊東俊太郎、池田美恵訳、共立出版、1996年。ISBN 4-320-01513-4
- 『ユークリッド原論―追補版―』中村幸四郎、伊東俊太郎、池田美恵訳、共立出版、2011年。ISBN 978-4-320-01965-2
脚注
固有名詞の分類
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