富士山信仰と史跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 23:29 UTC 版)
「北町 (練馬区)」の記事における「富士山信仰と史跡」の解説
町内を通る富士街道は、かつて「ふじ大山道」と称し、大山や富士山などへの参詣者が通った。その途中の休憩に下練馬宿が利用された。起点となる旧川越街道との交差点(北町若木トンネル上)に「下練馬の大山道道標・東高野山道標」(1753年(宝暦3年)建立)が置かれている。富士参詣の歴史を偲ばせる北町浅間神社(明治期に築かれる)には富士塚(練馬のお富士さん)がある。1993年(平成5年)に「下練馬の富士塚」として練馬区有形民俗文化財に登録された。 ちなみに練馬春日町駅の高層ビルや練馬北町陸橋ができる前、トーホーボールと東京ガスの間の富士街道交差点から富士山が望めた(2021年時点で富士街道からやや反れてしまうが練馬春日町駅環八交差点やその南西先の環八沿いまで行かないと眺望できない)。 東武練馬駅前の旧川越街道沿いに「北町観音堂」があり、1682年(天和2年)建立で区内最大270cmの北町聖観音座像が鎮座している。台座には川越街道の二十九の地名が刻印されている。同像は練馬区指定有形民俗文化財である。他にも通行者のための馬頭観音像、区指定登録有形文化財の北町の仁王像など小さな像が多くある。
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