密約の主な内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 15:20 UTC 版)
日本がロシア極東・朝鮮・清に侵攻した場合、露清両国は陸海軍で相互に援助する。 締約国の一方は、もう一方の同意なくして敵国と平和条約を結ばない。 戦争の際には、清の港湾は全てロシア海軍に開放される。 ロシアが軍隊を移動するために、清はロシアが黒竜江省と吉林省を通過してウラジオストクへ至る鉄道を建設することを許可する。鉄道の建設と経営は、華俄道勝銀行=露清銀行が引き受ける。 戦時あるいは平時に関わらず、ロシアはこの鉄道により軍隊と軍需物資を自由に輸送できる。 この条約は15年間を有効期限とし、期限満了の前に双方は条約を継続するか協議する事ができる。 同年10月には南満州を縦貫する東三省鉄道と東清鉄道との接続も認められることになった。これに続く1897年12月には、ロシア帝国海軍艦隊が清の保護を名目に沿岸に来航し、艦隊の武力を背景にした「砲艦外交」が行われた。ロシアは清に対し、さらに満蒙での鉄道敷設、黄海沿岸の港湾租借などの追加条件を求めた。
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