宮本武蔵_一乗寺の決斗とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 日本の映画作品 > 宮本武蔵_一乗寺の決斗の意味・解説 

宮本武蔵 一乗寺の決斗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 16:38 UTC 版)

宮本武蔵シリーズ (内田吐夢監督作品) > 宮本武蔵 一乗寺の決斗
宮本武蔵 一乗寺の決斗
監督 内田吐夢
脚本 鈴木尚之
内田吐夢
製作 大川博
出演者 中村錦之助 (萬屋錦之介)
丘さとみ
入江若葉
木村功
浪花千栄子
千田是也
江原真二郎
高倉健
音楽 小杉太一郎
撮影 吉田貞次
編集 宮本信太郎
製作会社 東映京都撮影所
配給 東映
公開 1964年1月1日
上映時間 128分
製作国 日本
言語 日本語
配給収入 2億2500万円[1]
前作 宮本武蔵 二刀流開眼
次作 宮本武蔵 巌流島の決斗
テンプレートを表示
内田監督・中村主演『宮本武蔵』シリーズの全予告

宮本武蔵 一乗寺の決斗』(みやもとむさし いちじょうじのけっとう)は、1964年(昭和39年)1月1日公開の日本映画である。東映製作・配給。監督は内田吐夢、主演は中村錦之助(萬屋錦之介)。富士フイルムカラー、東映スコープ、128分。

吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作とした、「内田監督・中村主演の『宮本武蔵』シリーズ」全5部作の第4作。配収は2億2500万円で、この年の邦画配収ランキング第6位となった[2]

第10回ホワイト・ブロンズ賞主演男優賞(中村錦之助[3]

スタッフ

  • 製作:大川博
  • 監督:内田吐夢
  • 原作:吉川英治
  • 企画:辻野公晴、小川貴也、翁長孝雄
  • 脚本:鈴木尚之、内田吐夢
  • 撮影:吉田貞次
  • 音楽:小杉太一郎
  • 美術:鈴木孝俊
  • 装置:館清士
  • 装飾:佐藤彰
  • 録音:渡辺芳文
  • 照明:和多田弘
  • 編集:宮本信太郎
  • 助監督:鎌田房夫、篠塚正秀、野波静雄、菅孝之
  • 進行主任:神先頌尚

キャスト

製作

撮影

ラストの吉岡一門vs.武蔵「七十三対一」の決斗シーンは、慎重にロケハンを重ね、実際に決斗があった当時の一乗寺下り松に地形がよく似る滋賀県饗庭野(通称:八町田)をロケ地に選んだ[4]。当地は長靴が股までスッポリ入り込む湿地帯[4]。トラックで土を運び道を作り、人工の下り松をセッティングする等、現場のセッティングに1ヵ月、延べ300人の人夫等の総費用500万円をかけた[4]。現場を見た内田監督から「私のイメージにぴったりです。あなた方に負けない仕事をして、立派な作品にします」と労いの言葉があった[4]。現場は自衛隊の実弾射撃練習場の隣で、鼻先を実弾がビューンビューンと音を立てて飛び交う戦場のような場所[4]。ここで1963年10月から11月にかけて約20日間、スタッフが泊まり込み、連日早朝から夕刻まで泥まみれになりながら撮影を敢行した[4]。また京都市東山区国宝三十三間堂の夜間ロケが他社に先駆け初めて撮影許可が降りた[4]

同時上映

東京ギャング対香港ギャング

脚注

  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン 85回全史』p.200
  2. ^ 「映画40年全記録」『キネマ旬報増刊』1986年2月13日号、16頁。 
  3. ^ 宮本武蔵 愛蔵BOX封入特典豪華解説書10P参照 DSTD02074 発売元:東映ビデオ
  4. ^ a b c d e f g 東映の軌跡 2012, pp. 109–110.

参考文献

  • 東映株式会社総務部社史編纂 編『東映の軌跡』東映、2016年。 

関連項目

外部リンク


「宮本武蔵 一乗寺の決斗」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「宮本武蔵_一乗寺の決斗」の関連用語

宮本武蔵_一乗寺の決斗のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



宮本武蔵_一乗寺の決斗のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの宮本武蔵 一乗寺の決斗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS