学費援助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 19:21 UTC 版)
リベラル・アーツ・カレッジの常として、デイビッドソン大学の学費は決して安くはないが、同学は「デイビッドソン・トラスト」と呼ばれるユニークな学費援助プログラムを持っている。これは、学生が在学中に必要となる学費(授業料・寮費・学生食堂での食費を含む)の全てを、給付型奨学金、および学内での雇用で賄うことを確約するものである。 全米の大学で学生の借入金問題が表面化し、その総額は2011年時点で1兆ドルを超えると言われている一方、デイビッドソン大学はこのプログラムにより、親が高収入でなくても、学生が借入金無しで卒業することを可能にしている。この借入金問題を受けて、他大学の例ではプリンストン大学やダートマス大学等でも、卒業時の学生の借入金をできるだけ減らす施策を打っているが、借入金をゼロにすることを可能にし、かつそれを確約する学費援助プログラムを導入したのは、(士官学校など学費そのものが無償である大学を除いては)全米のリベラル・アーツ・カレッジの中でデイビッドソン大学が初めてである。 2012年には、同学を1957年に卒業したエドワード・L・「テッド」・ベイカーが、このプログラムのために同学に2,500万ドルを寄付した。
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