学習内容の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 07:41 UTC 版)
男女別学から共修へ 1958年には、前述のとおり男子は技術分野、女子は家庭分野を学ぶものであったが、その後、1977年告示の学習指導要領にて、比率は違うものの男子・女子ともに技術・家庭両分野を学ぶこととなり(相互乗り入れ)、1989年告示の学習指導要領にて、完全に男女同じ物を学ぶこととなった。これにより、女子が技術分野を学ぶことになった反面、技術分野としての時間数は、実質的に減ることとなった。 「情報」分野の新設 1989年告示の学習指導要領で、「情報基礎」の領域が新設された。このときは、選択科目であり、コンピュータの構造・プログラミング(BASIC)を指導するものであったが、1998年告示の学習指導要領では「情報とコンピュータ」という形で、「コンピュータの利用」「情報通信ネットワークの利用」が必修となった。また、選択項目に「マルチメディアの利用」「プログラムと計測・制御」が加わった。この段階での「計測・制御」では「インターフェイスに深入りしないこと」となっていたが、2008年告示、2012年より完全施行された学習指導要領では、「情報に関する技術」として、「(マルチメディアによる)ディジタル作品の設計・製作」「情報通信ネットワークと情報モラル」「プログラムによる計測・制御」がすべて必修となり、さらにインターフェイスについても触れられることになった。
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