学生運動・高校紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:23 UTC 版)
1969年には、大学の学生運動などによる影響を受けて、いくつかの都立高校でも高校紛争が発生した。生徒らの要求行動で同年8月には東京都立青山高等学校で2か月間にわたり授業ができない状態となったほか、同年10月24日時点で生徒らによる施設の一部が封鎖(ロックアウト)が行われた都立高校、高等専門学校は、東京都立日比谷高等学校、東京都立玉川高等学校、東京都立南高等学校、東京都立桜町高等学校、東京都立文京高等学校、東京都立立川高等学校、東京都立航空工業高等専門学校にのぼった。これに対して東京都教育委員会は、学校長の異動や機動隊の導入を示唆するとともに、各校に対して指示に従わない生徒の退学、停学処分を行うよう通達を出した。日比谷高校の例では無期停学など50人が処分を受けた。こうした結果、学生運動の沈静化とともに解消された。
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