季語と季題とは? わかりやすく解説

季語と季題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 17:55 UTC 版)

季語」の記事における「季語と季題」の解説

前述のように「季語」と「季題」は同義用いられることもあるが、歴史的には「季題」は古来中国詩人が題を用いて詩を詠んだ伝統から、和歌連歌という風に受け継がれていった時代美意識を担う代表的な季節の題目」であり、連歌においては発句(はじめの五七五の句)において重要視されたものであるに対して、「季語」はそれらを含んで付け句発句以下に付けられる句)にまで広く採集された「季の詞」であり、発句季題喚起した詩情具体化する役割を担うものであったこのため季題」という言い方をする場合には「季語」よりもその語を重要視しているという感じもあるが、両者をはっきり区別する確定的な考え方があるわけではない例え山本健吉は『最新俳句歳時記』において、季語を「五箇景物」から「和歌季題」「連歌季題」「俳諧季題」「俳句季題」「季語」の六種類の層に分け、「五箇景物」を頂点とするピラミッド型分類試みているが、しかし山本自身これらすべてを包括して季語」という言い方もしていた。山下一海は、季語季題違い使い方違いであるため、あるひとつの語を季語季題かというふうに分類できないとしている。 いずれにしても季題」「季語」という言い方近代作られたものであり、「季題」は1903年新声会無黄が、「季語」は1908年大須賀乙字それぞれはじめて用いたという。

※この「季語と季題」の解説は、「季語」の解説の一部です。
「季語と季題」を含む「季語」の記事については、「季語」の概要を参照ください。

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