天王1号【テンオウ1ゴウ】(林木)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10466号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | ひのき | |
登録品種の名称及びその読み | 天王1号 よみ:テンオウ1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大竹哲也 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県東宇和郡宇和町大字卯之町四丁目612番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大竹哲也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者の植栽木の中から選抜育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が広円錐形、材部の心材が淡紅色の優良無節柱材及び優良大径材向きの品種である。樹形は単幹状、樹冠形は広円錐形である。樹幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。材部の心材の色は淡紅、辺材及び丸太材面の色は淡黄、材面の凸凹は無である。樹皮の色は灰褐、厚さは中、き裂紋様は樋肌である。枝の太さは細、長さは短、岐出角は大、枝付き密度は密、旋回性は小、自然落枝性は難である。鱗片葉着生密度はかなり小、鱗片葉の夏葉の色は黄緑である。無分岐鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは中である。分岐鱗片葉の側葉の長さは短、背腹葉の長さはやや長である。枝軸鱗片葉の側葉の長さはやや長、背腹葉の長さはかなり長である。球果の形は球形、大きさは中、色は褐である。挿し木の発根性は難、成長型はやや晩生である。「ナンゴウヒ」と比較して、枝が短いこと、鱗片葉着生密度が小さいこと、「楊貴ヒ」と比較して、樹冠形が広円錐形であること、分岐鱗片葉の側葉の長さが短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和57年に育成者の山林(愛媛県東宇和郡宇和町)において、植栽木の中から幹の通直性及び細枝性の優良形質木を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 天王1号のページへのリンク